飛駒小学校跡地
これが現実にならない事を願います。佐野市は旧飛駒小学校跡地を中国系通販会社に売却しました。
旧飛駒小学校の跡地活用について、主として「各学校跡地の特色や周辺の地域環境等を踏まえた既存施設を有効活用する提案」を広く募集し、民間が有する事業ノウハウや創意工夫等をもとに、新たな起業の促進や雇用の創出等、地域活性化に貢献できる事業者を選定し、学校跡地の有効活用を図る事業とする。
”佐野市学校跡地活用事業(旧飛駒小学校)
この選定を、佐野市は公募型プロポーザル方式という方法で行いました。
”「企画競争入札/プロポーザル方式」とは
不特定多数の企業の中から定められたテーマの企画書・提案書などの提出を求め、最も適した提案をした企業を契約の相手とする方式です。自社の提案力・企画力を適切にアピールできれば、入札額に左右されずに落札される可能性があります。”
この公募型プロポーザル方式は、企画力等(価格を含め)の項目を点数で評価し、合格点を決め、得点の高い物を選定する事になっていますが、この点数の付け方には厳格な基準がある訳でなく、選定者の意思が反映されやすい方法です。ここが1番の問題点ではないかと思います。
「佐野市学校跡地活用事業(旧飛駒小学校)に係る公募型プロポーザル方式による特定結果について」という資料が公示されていますが、評価項目、項目別の得点などの内容の開示も無く、基準点70点以上で71点という評価点も微妙なところではないでしょうか?!
この表をご覧いただければわかりますが、最低予定価格の設定が、山形小学校跡地は「近隣の路線価」約半分、飛駒小学校跡地は「4分の1」。
なぜ、最低予定価格の設定が低いのだろうか。
物件調査書では、最低予定価格が「31,720,000円」とありますが、市議会で承認を得るための議案では、土地と建物を分離して、補正予算の一部として議案を説明している。
山形小学校跡地は、財産の処分という単独の議案で議会の審査を受けています。
なぜ、「財産の処分」という議案でなく、「補正予算」という議案にしたのか疑問が残る「佐野市学校跡地活用事業(旧飛駒小学校)」です。
この佐野市学校跡地活用事業(旧飛駒小学校)に係る公募型プロポーザル方式による特定結果ですが、
株式会社ピーアンドジー (代表取締役 木原 東日
東京都荒川区西日暮里2-30-4)という会社が選ばれました。
総合評価点(基準点70点以上)71点という結果でした。
本当に佐野市のためになる企画が出るまで何度でも公募をかけることが必要だったのではないでしょうか。
https://www.city.sano.lg.jp/material/files/group/7/tokuteikekkahikoma2.pdf
株式会社ピーアンドジー (https://p-g.co.jp/)
事業内容
- 1. 電子機器・家電の輸出入・販売及び卸
- 2. 中古機器の買取及び販売
- 3. 通信機器の販売及び卸
- 4. 雑貨・日用品・アウトドア品などのオリジナル商品開発・販売
- 5. OEM商品企画・輸出入代行
- 6. コンピューターネットワークを利用した各種情報提供サービス業務
- 7. コンピューターシステム及び通信ネットワークの企画、設計、制作及びコンサルティング業務
- 8. コンピューターソフトウェア及びハードウェアの開発、販売、メンテナンス及びコンサルティング業務
- 9. インターネットサーバー設備の販売、貸賃、保守及び管理
- 10. 経営コンサルタント業務
- 11. 進学塾及び日本語・外国語等の各種学校運営
- 12. モバイル通信事業「PENTACT WiFi」
*音の響きは同じですが、あの P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)アメリカ合衆国オハイオ州に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーとは異なります。
利用事業は、中国系企業が日本語学校実習室ですから、中国から実習生がやってくることが想像されます。
配送センターの設置が予定しているわけですから、修了生がそのまま採用されて定住化される事でしょう。
さらに、自社で採用する人材だけ日本語学校だけ実習するわけではなく、どんどん研修生が中国から来日し、研修終了生を輩出する事になるでしょう。
その結果、飛駒から佐野市内、栃木県内、日本全国に増殖して行くということは想像し難い事ではありません。
この事が、「チャイナタウン飛駒」を懸念する理由であり、この選択をし、この危惧の元を作ったのは金子市政と言えるでしょう。